どうすれば中国語がペラペラになるでしょうか。
しかも最短で、最低限の時間とエネルギーでマスターしたいはずです。
これまで私はかなりの遠回りと失敗をして中国語を勉強してきました。
無駄がたくさんあり、時間もエネルギーも浪費したと思います。
中国語を最速でマスターするにはどうすればいいでしょうか?
自分の失敗と周囲の学習者から学んだことです。
受験勉強型の学習方法は効果が低い
中国語を独学で始めることにしました。
とりあえず書店でテキストをいくつか購入しました。
その中には日常単語1000というものもあり、一つのページにおびただしい数の単語が載っています。
とにかくそれを覚えればなんとか話せるのではと思い、必死にテープを聞きました。
一ページ覚えたら、次のページに進もうと思いましたが、なかなか覚えられません。
なぜならそれはものすごく細かく分類されているからです。
「朝」という単語だけでも、早朝や明け方といった別の言い方が掲載されています。
初心者なら「朝」だけで十分なはずです。
そういうわけで一ページ進むのに、何か月もかかりました。そしてそのテキストは放置しました。難しすぎたからです。
別のテキストはよくある入門者向けのもので、それもテープで聞いて暗記しました。
加えて朝のラジオ講座を聞きました。テキストを毎月購入します。
NHKの中国語講座は半年で、文法の八割を網羅できるらしいです。
かなり質が高いということでしょうが、よくわからず三年間は聞き続けました。
それだけ詰め込めば多少話せるようになるのではと思うかもしれません。
そうでもなかったのです。
ちょうど当時住んでいたエリアに日本語学校がありました。いろんな国からの人が来ています。
日本語を勉強にきていた中国人留学生の女の子と友達になり、一ヶ月5,000円で中国語を教えてもらうことにしました。
週に一度、一時間。
とはいってもなんのカリキュラムもありません。毎回女の子が
「今日はなに知りたい?」と聞いてきます。
そしてなにより、あんなに山のように単語を覚えたというのに
ネイティブを目の前にして、ほとんど中国語が話せません。
それはなぜ?
自分でも不思議な感情に襲われていました。それは
恥ずかしさです。
とにかく中国語を話すことが照れくさく、恥ずかしくて話せなかったのです!
外国語学習の最大の壁は恥ずかしさである

最大の敵、最大の壁は「はずかしさ」だったのです。
それに気が付いたのはある雑誌で引用されていた一文を読んだからです。
「問題が不安や恥ずかしさにあることにはなかなか気が付かない」
たとえ1,000の単語を知っていても、恥ずかしいなら黙り込んでしまいます。
でも10の単語しか知らなくても、恐れを知らないなら会話ができます。
「間違えたらどうしよう」いや、間違えているかもしれないという不安です。
間違い=悪いこと という図式がありました。
なので、100%自信がないと発言できません。
結局週に一度のレッスンではあまり中国語を話せませんでした。
言語の学習に間違いは付きもの。この点を受けとめるのが成功の第一歩。・・・問題が不安や恥ずかしさにあることにはなかなか気づかない。・・・この弱点を克服できれば,速い進歩は間違いない
Poradnik Domowy誌
恥ずかしさを克服できた環境

自信がない気持ちは中国にいってもまだありました。日本で五年近くも中国語を勉強していったのに、現地ではわからないことだらけです。
圧倒されてますます自信を無くしてしまいました。
中国に住んでいるにもかかわらず、それほど伸びなかったのです。その原因は環境にありました。
当時中国で生活はしていたものの、日本人と接触することが多く四六時中中国語というわけではありませんでした。
現地に住めばペラペラになるというのは一部の人だと思います。
ところが中国の地方都市に引っ越すことになり、そこには日本人がほぼいませんでした。
仕事でも毎日中国語を話さざるを得なくなりました。朝から夕方まで中国語を使う機会に恵まれ、やった恥ずかしさからの脱出ができたのです。
簡単なことでした。
毎日中国語を話すことが鍵だったのです。
間違えてても、毎日話すことで恐れや不安が脳内から消えていきます。
間違えたことよりも、通じたことが自信につながるからだと思います。
そのためには、場数で勝負するしかありません。
たとえばギターを始めた場合であっても、最初からうまく弾けるわけはありません。
何度も間違えて、だんだん上手になります。間違えるからといって、教本だけを眺めているだけでは上手になりません。
中国語を毎日話す環境を作る
とはいっても誰でも身近に中国人がいるとは限りません。
いたとしても毎日会話練習に付き合ってくれるような仲ではないかもしれません。
そういう場合でもオンラインで会話練習をするなら、毎日話す環境を作ることができます。
私も以前オンラインで中国語を教えていたことがあります。日本人向けですが、日本語を一切使いません。
生徒さんは日本語禁止のレッスンに最初は緊張していましたが次第に慣れてくれました。
一生懸命知っている単語で伝えようとしています。
これが上達の鍵なのです。
ちなみにレッスンでは私の方針でノートをとることを禁じていました。
ノートをとると受け身になるし、会話のキャッチボールの練習にならないからです。
まあ効果があったかどうかはわかりません。
オンラインの中国語のレッスンはすごくたくさんあります。
値段もピンからキリまでです。
ただ会話練習の相手になってくれさえすればよいというのであれば、格安でも問題ないでしょう。
でもしっかりとレベルを上げたいという明確な目標があるなら、系統だったカリキュラムのあるオンラインスクールが確実です。
テキストや教え方が確立されているからです。
まあそういう所はお値段もちょっと高めなので、延々と習い続けることは難しいかもしれません。
短期間でもスキルアップには効果があると思います。
まずは無料カウンセリング↓↓↓

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中国語の習得のためにメンタル面を整える
結論として中国語をできるだけ早くマスターするためには、メンタル面からのアプローチが必要です。
- 失敗を恐れない
- 自信がなくても、どんどん話す
そのためには数が必要です。
毎日話すようにすれば、自然と恐れや不安がなくなり確実に上達します。
中華料理に興味のある方はこちら→中国の家庭料理がおいしい理由とは?