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ストレスにさらされる中国人【経済成長がもたらした代償とは】

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中国の地図

GDPが今や世界第二位となった中国では物質的には豊かになりました。

基本的な必要物はもちろん、一世帯当たりの車の所有率もますます上がっています。

一方で負の産物もますます大きな問題になっています。

その一つはストレスです。

中国に暮らし始めた最初のころは、ストレスと言う言葉を聞くこともありませんでした。

しかし今ではほとんどの人が、生活に重圧を感じていると漏らしています。

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中国人の幸福度

焦っている女性
byモネコさん

どの世代もストレスを抱えていますが。とりわけ年代70年代生まれの人は、住宅購入のストレスが大きくて大変です。

中国の男性は持ち家が無いと結婚できないと言われるぐらい家の購入を重視しています。

経済的に余裕がある親が子供に家を買ってあげることもよくあります。

それが難しいとローンで購入したり、遠くに出稼ぎをするので生活が大変になります。

その結果、家族はバラバラになってしまいます。

小さい子供を自分の両親に預けて出稼ぎに行くのは普通のことです。

一家が楽しく暮らすための家なのに、そのために家族が離れて暮らすというのは何とも皮肉なことです。

幸福度が低くなるのも当然です。

今住んでいるインドは中国ほどの経済的圧力がないので、ストレスは小さいように見えます。

もちろん別の問題はあるでしょう。

全体的に家族の絆が感じられ、貧しいけれど幸福感が感じられます。

専業主婦が多く、昔の日本を感じさせる一面もあります。

中国人の出稼ぎ問題についてはこちらの記事で書いています。

【留守児童】問題!子供を祖父母に預けて出稼ぎに行く中国の親

人情深く義理堅い中国人

三人で相合傘をしているイラスト

中国人は本当に友達甲斐があります。

言語の壁はありますが、日本人以上に距離が近く家族みたいになれるからです。

日本では、社会人になってからは利害関係で交友関係ができてきます。

どうしても距離感がありますし、社会的立場で人を見てしまいます。

この間、連絡先を紛失して、連絡を取れなくなっていた中国人の友達とスカイプで話しました。

五年ぶりです。

偶然にも友達のzoom結婚式で共通の友人と再会し連絡が取れました。

久しぶりにあった感激から、ビデオで顔が映るや否や嬉し涙を流していました。

愛情深いなと思いました。

意外に知られていない中国人の素敵な性格については

こちらの記事も是非ご覧ください

子供たちの様子はどう?

中国の子供たちは日々大量の宿題に追われており、休みなく勉強しています。

地域差はありますが、北京や上海の子供は少しは余裕があります。地方の高校生は、朝7時から夜9時まで毎日学校で勉強しています。

休みは月に1、2日ぐらいです。日本で言うところのセンター試験でいい点数を取るために全ての青春を捧げています。

受験戦争が終わって晴れて大学に入学しても、競争は続きます。

そのため、だまされたと感じる子供もいるようです。

大人たちからいい大学に入るように子供のころから呪文のように言われてきて、実際に大学に入ってもバラ色の大学生活ではないからです。

大学進学率が上がった中国で、仕事経験がない新卒が仕事を探すのも大変です。

超難関の有名大学を出てスーパーの野菜売り場で就職した若者のことが話題になったこともあります。

インドの子供たちはそれほど強いストレスにさらされていません。

宿題と習い事が多く、中国では道端で遊んでいる子供がほとんどいませんでした。

インドでは子供達がよく遊んでいます。宿題もそれほど多くなく、のびのび育っているように見えます。

中華料理とインド料理どっちが美味しい?

おいしそうな焼き餃子

料理は中国の方が食材や調理法も豊富で美味しいです。おすすめは湖南料理です。日本では馴染みが薄いですが、味付けは辛いですがとても美味しくご飯がすすみます。

インド料理は基本スパイスでカレー味です。ベジタリアンの人も多いので、肉が少なく、牛肉と豚肉は一度も買っていません。

外国人向けのスーパーに豚肉が売っていましたが、かなり高かったです。

インドに来て、週に5日は肉なしで野菜ばっかり食べています。肉が売っていないスーパーもあります。

タンパク質は大豆と卵で補給しています。

中華料理に興味のある方はこちら→中国の家庭料理がおいしい理由とは?

インドの食事はこちらも参考に→【インド】主食として何を食べているか?

将来性はどうか?

中国の地方都市に住んでいたときは、高齢者と小さな子供を抱える女性が多かったです。

若い人と男性は大都市に働きに行ってしまうからです。

一人っ子政策は終わりましたが、中国の高齢化は日本以上です。

将来的には日本と同じように労働力の不足を感じるようになるのは言うまでもありません。

どこの国でもそれぞれに異なる問題があります。

ストレスは世界的な問題です。

何かを優先させれば、失うものが出るのも当然のことかもしれません。

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