新生活を始めるときにどんな家電を揃えましたか?
疑いの余地なく掃除機と電子レンジを購入したにちがいありません。
私もこの二つは必需品だと思っていました。
日本ではどの家庭にもあるのが一般的ですが、海外ではそうでないことがわかりました。
掃除機と電子レンジはなくても現代的な暮らしができるのです。
目次
掃除機なしのおそうじ方法
中国でもインドでも私の周りのほとんどの人は掃除機を持っていませんでした。現地の人からしたら掃除機はいらないのです。
ほうきとちりとり、そしてモップで雑巾がけです。
スーパーに行けばいろいろなタイプのモップや床用の洗剤が売られていました。
慣れないうちは本当にきれいになっているか心配でした。
なってないかもしれません。
でも見た目はきれいです。
そしてほうきで掃除することにはたくさんのメリットがあったのです。
掃除機を使うことで、
掃除機で吸い取る→排気口から風が出てホコリが舞う→それを吸い取る
というエンドレスなのでは?と疑念を感じるようになりました。
本当のところはわかりません。
そして家の中のほこりやダニ、その他もろもろの汚いものを掃除機パックの中に一定期間保管します。
「汚い」
と思いました。
しかし、ちりとりなら、
ゴミを履く→ちりとりに入れる→ゴミ箱にすてる
確実に最終着地点があります。
その上ほうき掃除だけでは不安なので、必ず雑巾がけをします。
クイックルワイパーを使うときもあります。
ものすごくきれいにピカピカになったような気がして気分爽快です。
インドに来てハウスダストがでなくなった
ほうきだと小さいゴミが取れないと思うでしょうか?
そうかもしれません。顕微鏡レベルのものは吸い取れません。
ダニやダニの死骸といった、ダニ捕り掃除機の広告の写真を思い浮かべるでしょう。
そもそも私はハウスダストに弱くすぐに反応します。特に午前中がひどく、ティッシュをたくさん使っていました。
し・か・し
な・ん・と
インドでも中国でも鼻もでないし、くしゃみも全くでないのです。
わたしだけではなく、周囲にもハウスダストの人はほぼいませんでした。
ちなみに中国でアトピー性皮膚炎の中国人を見たことがありません。
ほとんどいないらしいです。
なのでほうき掃除でも、それなりにキレイになっていると言えます。掃除機いらないです。
もちろん日本でハウスダストがあるのは掃除機とは関係ないかもしれません。ほうき掃除に変えたところでハウスダストが無くなるわけではないでしょう。
気候とか地理的な位置や食べものなどと関係しているはずです。
たくさんあるほうき掃除のメリット
掃除機って重いし、長いコードがまとわりついてすごく使いにくい。
だから掃除機を出してきて、部屋全部をかけるという行為が面倒くさくなります。
決心しないとできない。
その点ほうきならちょっとゴミが落ちてもすぐに掃除できます。
もちろん最新式の軽量、コードレスを使えばそんなことは生じません。
そして試練となるのは掃除機の掃除です。フィルターの掃除やパックの交換はホコリまみれで恐怖でした。私の担当ではありませんでしたが。
掃除機を使わないメリット
- ホコリが排気口の風で舞い散らない
- ほうきは軽いので手軽である
- 電気代の節約
- 掃除機パックを交換する必要がない
デメリットはほうきも汚れるので、ほうきの掃除も必要になります。インドではほうき用のくしが売られていました。
慣れないうちはほうきと雑巾がけは大変かもしれません。
ちなみに我が家では夫が毎日してくれます。
いつもありがとう。
電子レンジはなくても全く問題なかった
電子レンジの主な仕事は冷めたものを温めることです。
加熱さえすればよいわけです。
電子レンジによる加熱は蒸すことと似ています。なので蒸せばちょうどよく加熱されます。
蒸し器がないなら、お湯を入れた鍋に直接お茶碗を入れても大丈夫です。


鍋に半分より少な目の水を入れる。お茶碗にご飯を入れて、点火するだけ。取り出すときにはやけどに注意だよ!
こういうのがあれば普通の鍋が蒸し器に変身します。

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炒めたものや焼いたものは、フライパンでもう一度炒めなおしすれば熱々になります。
冷蔵庫で保管したものは、冷たくなっているので温めなければいけません。
冷蔵庫のない生活をしていると常温保存になりますから、温めなくても食べられます。
つまり冷蔵庫を使っていると電子レンジは必需品になる。
冷蔵庫がないと電子レンジも必要ないのです。
オーブントースターはなくてもフライパンで代用可能

オーブントースターで焼いた食パンは、表面がカリッとなって安いパンでもおいしくなります。
それにバターとはちみつをのせれば一斤くらい食べられそうです。
オーブントースターは食パンをトーストするというほぼ一つの役割しか使われていません。
やはりなくても別の方法でトーストが作れます。
一つはガスレンジの下にある魚を焼くスペースで焼くことです。火で焼くことでおいしくなります。
焦げやすいのでタイマーをして焼きます。途中で食パンの方向を変えることも必要です。
魚を焼く機能がない場合はフライパンで両面を焼きます。ホットプレートだと一度にたくさん焼けます。

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一番困ったオーブンのない生活
掃除機や電子レンジがなくても困りませんでしたが、オーブンがないというのは大変でした。
パンやケーキが焼けないからです。
オーブンに肉と野菜を入れて焼くだけのズボラ料理もできません。
でもキッチンにスペースがないので購入できません。
仕方がないので、すべてフライパンで挑戦です。
パンもケーキもできました。作ったケーキはチョコタルト、アップルパイ、など。
焼き時間が短いのでオーブンを使うより節約にはなります。

フライパンで作れる まあるいクッキーとタルトとケーキ
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工夫をする生活を楽しむ
ないなら別のもので代用できないか考えることは楽しいことです。
ある人はホテルの部屋の湯沸かしポットでパスタをゆでたと言っていました。
便利なものが使えないと、自分の頭を使うしかありません。
そうして新たなことに挑戦し、新たな発見にも出会う事になります。
サバイバルはすてきなのです。
こちらも参考に→冷蔵庫がなくても生活できるか?
こちらも参考に→サバイバルな節約術でガス代はどこまで節約できるか?