鎖骨骨折のリハビリはどうすればいいの?リハビリの成果はどうだったのか?

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生活

鎖骨を骨折してから5週間が経過。

めでたく鎖骨バンドから解放。

先生からは、「頑張りましたね。」というねぎらいの言葉をもらいました。

先生曰く、鎖骨骨折の治療方法は医者によって分かれるようで、手術を勧めるお医者さんも多いとのこと。

今回、不幸中の幸いで手術に至らなかったことは感謝です。

しかし、油断は出来ません。

今は柔らかい骨でつながっているだけで、すぐに折れてしまう可能性があります。硬い骨になるには3ヶ月が必要。

では、現段階でどんな注意点があるのでしょうか?

リハビリはどのようなものでしょうか?

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骨折一か月後の注意点は何?

順調に回復すれば、鎖骨バンドが外れるのは4週間後。

祭日があった関係で病院に行くのが1週間伸びて5週間かかりましたが、それほど変わりません。

さて、一ヶ月以上右腕を使っていないので、関節が固まっています。

そのため、右腕が90度以上上げることが出来ません。

このような状況で、してはいけないことがいくつかあります。

一つ目は重いものを持つこと。

最近、右手で箸を持って食べるようになりましたが、食後は肩回りが痛いです。

筋力低下を感じます。

筋力が落ちている状態で重いものを持ったら一発で鎖骨が跳ねてしまいます。

二つ目は腕を急に上にあげること。

痛いので上げることはそもそも無理ですが、とっさにあげないように注意が必要。

三つ目は自転車に乗ること。

転んだらアウト。

ハンドルの切り返しが難しい。

四つ目は肩をぶつけないようにすること。

人込みに出かける時は注意が必要。

五つ目。押したり引っ張たりしない。

あと二ヶ月はかなり注意が必要です。

折れたら手術が必要。

最初のリハビリはどんな感じ?

担当は理学療法士の木村さん。

体格のいい男性。

初回ということもあり、親切に説明をしてくれました。

リハビリをしていくうえで同意書が必要ということで書類にサイン。

まずは、肩の可動域を広げていく運動をします。

両手を胸の前で組んで、左手の力を使いながら右手を上に引き上げていきます。

最初は鼻の前ぐらいしか上がりませんが、繰り返し行うことでおでこの上。そしてさらに上を目指す。

座って行うことも出来ますが、ベッドで横になって行うなら比較的楽に行えます。

それで、お風呂に入った後、そして、朝起きた時にも行います。

5~10回を一セットで一日3~5セット。

他には、腕の筋肉が落ちているので、脱力した状態で肘の曲げ伸ばしをします。

おもりをつけることはしません。

そして、両肩をすくめて下す。

胸を張る、背中を丸めるを交互に。

これら4つが最初の一週間のメニュー。

朝昼晩、空いた時間にこなします。

嫌な痛みを感じたり、骨折したときの脈をうった感じがあったらストップ。

時間がかかりますが、頑張りたいと思います。

一週間後のリハビリに変化はあるの?

一週間毎日リハビリをこなしました。

そして、病院でレントゲン撮影と担当医の診察。

経過順調。

さて、診察のあとにリハビリ。

リハビリ担当の木村さんから何度も聞かれたのは痛みがあるかどうか。

筋力低下による痛みであれば問題なし。

追加の筋肉トレーニングが追加されました。

両腕を体の横に八の字に広げます。

右腕は上まで上がりません。徐々に上がるように鍛えていきます。

まずは腕の重みだけで筋力を鍛えることが大事。

筋力が戻って来たら回数を増やしていきます。

それに加えて、両腕を胸の前で組んで頭の上まで上げられるようにします。

今はおでこまでが限界。

右手で髪の毛が洗えられるようになるのが目標。

生活面では右手を使っていなかったのですが、徐々に使うようにとのこと。

例えば、両手で顔を洗う。両手でズボンを穿く。食器を洗う。

引き続き重いものを持つことはNG。

さらに2週間経過

骨折してから2ヶ月が経過。

骨もつながっているので重いものを持つのはNGですが、リハビリをしながら右腕を使えるようにします。

さて、今回のリハビリではさらにいくつかの項目が追加されました。

ベッドに横になります。その状態でながい棒を両手で持ちます。肩幅より少し広げたぐらい。

胸の上に持ち上げてから、頭の方にスライドさせます。

しかし、右肩の関節が固まっているのであまり上がりません。

これを繰り返しながら、右手が頭の上まで上がるようにトレーニング。

そして、前回から行っている両腕を体の横に八の字に広げる筋トレ。

前回は腕の自重だけでしたが、おもりを使うことに。

ペットボトルの半分くらいに水を入れて、だいたい250グラムくらいからスタート。

腕の筋肉を鍛えていきます。

さらに、両腕を体の後ろに回します。お尻の尾てい骨のあたり。両手の小指と薬指をくっつけます。

右手を体の後ろに回すのが結構きつい。

お尻から背中の方に徐々に上に上げていきます。

最後に、歩くときに腕を振るようにとも言われました。

関節を動かすということ。

骨折から2か月半が経過

職場までバスと徒歩で行っていましたが、自転車に乗れるようになったので変更。

久しぶりに自転車に乗って、なんて便利な乗り物なんだろうとシミジミ。

さて、リハビリに関しては、変更はほとんどありません。

ペットボトルの重みが500グラムにアップ。

あとは、腕が上に上がるように可動域を広げていきます。

左を100とすると、右が90ぐらいまで行ったらいい方。

「これくらいでいいや!」とリハビリを止めてしまうとそこまでか、もしくはすこし落ちてしまいます。

経過としては順調ですが、ケガの前と完全に同じになるのは難しいのかも。

4ヶ月経過

さて、年末年始の休みが入ったため、診察が一月の半ばになりました。

完全回復を目指してリハビリに励む日々。

リハビリを先に行ってから、レントゲンと診察。

右腕は上まで上がるようになり、左右差がだいぶなくなりました。

先生も「ここまで良くなれば大丈夫でしょう。」ということで、診察とリハビリは終了。

なんとか回復してよかった。

多少の違和感は残っていますが、痛みはほとんどなく、日常生活は問題なし。

ストレッチは継続して行っています。

今回骨折をして学んだことは、右腕を使えないことがいかに不自由な事であるか。

服を着るのも一苦労。日常生活が大変。

半身まひの人の気持ちが少しわかりました。

そして、骨折が治るプロセスやリハビリの大切さ。

人体の修復システムはすごい。

ロボットは自力で治らない。

人間の体は本当によくできているなと感心しました。

体の痛みがある中でするリハビリは、やっぱり簡単ではありません。

でも、自分の弱さに負けてしまうと体が動かなくなってしまいます。

筋肉や骨、関節の働きに関する知識をアップデートできたのはよかった。

事故や怪我に注意しながら生活をしていきたいと感じました。

一年経過….

リハビリを頑張ったので怪我の前とほぼ同じ状態に。やはり、リハビリは大事であると実感。

途中で止めた人に何人か会いましたが、「腕が上まで上がらない」と皆さん言います。どこまで頑張るかで腕の上がり具合が違って来るようです。

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詳しくはこちら→鎖骨を骨折!治療はどうするの?手術は必要?骨はもとに戻るの?

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