
お金がたまらない・・

夫はパイロットなのに月末はいつもモヤシ炒め・・
貯金したいなら
電子マネーはほどほどに
安さに惑わされない
必要な物だけ買う
100円ショップでは理性的になる
キャッシュレスの落とし穴
「キャッシュレスで5パーセント還元!!」
と書いてあるなら、すごくお得だと思えるかもしれません。
クレジットカードやスマホ決済、デビットカードなどのキャッシュレスは現金が手元になくてもお買い物ができます。
便利。
しかもポイントがたまるのですから節約にも繋がるはずです。
では、キャッシュレスは本当に節約になりますか?
中国人の電子マネー普及率は日本をはるかに凌いでいます。現金を持っている人はほとんどいません。
リヤカーを引いて果物を売っている行商人も電子マネーによる支払いを受け付けています。乞食でさえ支払い用QRコードを使用するほどです。
電子マネーの落とし穴の一つは、お金を使っている感覚がないことです。
目の前にお札があり、支払いのために渡す。
お釣りを受け取る。
財布の中を見て、
「あーこんなに使ったんだ」
とわかります。
一方で電子マネーは、減った感覚がありません。虚構の世界、まさに仮想の貨幣のようです。
給料使いきり女子
中国語で「月光族」と呼ばれる人たちがいます。
月は毎月の意味、光は何も残っていないの意味。
月光族とは一ヶ月の給料すべてを使い果たすことを指し、周囲にもたくさんいました。
一緒に働いていたある中国人の女の子、張嫻ちゃんは毎月かなりの給料をもらっているにもかかわらず
一円も手元に残りません。
「一体何に使っているの?」
って聞いても

わからん。全然覚えてないよ
と言う具合です。ファッションやメイクにお金を使っているようにも見えません。
外食といっても一杯200円位のスープビーフンです。
彼女はすべての支払いをスマホで決済していました。そのため何に使ったのかさえわからないのです。
ネットショッピングの落とし穴


ネットで買うと安いから助かるわ!
確かにネット通販は近所のスーパーなどよりもはるかに格安です。
別の友人も、使いきり女子でした。原因は明らかにネットショッピング。
「ネットで買うと安いから」
しかもどうせ買うならと大量に買い込みます。
ある時は「激落ちくん」をダンボールひと箱買ってました。
業者か。
さらに彼女が買ったもののうちで知っているものだけで
ベトナム春巻きのソース三本。
リンゴひと箱
業務用バーモントカレー たくさん
卓上ピアノ(購入のみ)
とかです。
無駄なものも結構ある。
ネットで安いといってもわずかな差でしかないこともあります。ネットで買えば安いと思わせて、必要以上の物を買わせる作戦です。
100円ショップに行って、ついあったら便利だけどなくても良いものを買ってしまうのと似ています。
栗の皮むき器とかホットケーキの型とか、じゃがりこを挟むトング
三回使えば忘れています。
節約法についてはこの記事もご覧ください
借金地獄にはまった鈴木君
プロになることを夢見た野球少年の鈴木君。
その夢かなわずIT企業に就職します。バブル絶頂期だったので、例にもれずバブリー生活を送っていました。
高級腕時計を何本も買い集めていました。一万円を振ってタクシーを止めてた時代です。
今考えると夢かまぼろしのような時代でした。
貯金はダサい、消費がナウい。
そのうち歴史年表に「安土桃山時代」のように「バブル時代」と書き加えられるでしょう。

鈴木君は欲しいものを値段も見ないで買う生活をしていたので、給料だけでは足りなくなってきました。そこでクレジットカードを何枚も使いこなします。
しかし何かのきっかけでふと我に返りました。

これではいけない
やっと自分の愚かさに気が付き心を入れ替えることにします。クレジットカードの利用を一切やめました。残されたのは借金200万。
買い物をやめて必死に働くことで短期間で返済できました。
「借金がないって、こんなにすばらしいんだね!」
なんともすがすがしい表情で言っていたのが印象的です。まるで新緑の森の中を白馬に乗って駆け抜けたかのようなさわやかな顔をしていました。
どちらかというと借金をしていない人の方が普通だと思うけど。
鈴木君がその後していた短期アルバイトは次の記事で紹介しています。
キャッシュレスを推進する目的とは
二つ理由があります。それは、ビッグデータを得るためです。
キャッシュレスを利用することで、何に興味があって、何を買って、どんなサービスを使っているかわかります。
それは企業にとって非常に価値ある情報です。
そうすることで効果的な広告を打ちだすことができるからです。
もう一つは、脱税をさせにくくすると言うことです。電子マネーの使用は自分の消費状況を公開しているようなものです。
なので簡単には脱税することができません。
買い物は冷静に
ネットショッピングもキャッシュレスも両刃の剣です。賢く利用しないと損をすることにもなりかねません。
売る方は一円でも多く売ろうとあの手この手で攻めてきます。
買うことで得られることをイメージさせます。一方で買う方は一円でも安く買おうと思っています。
この両者は相反するものですから、一致するはずがありません。
お金をためる目標があるなら、よく考えることが大事です。
お得に見えて朝三暮四である場合は少なくありません。
おまけ:朝三暮四ってなに?
朝三暮四とは中国のことわざです。
むかーし昔。あるところにおじいさんがおさるさんを飼っていました。
おじいさんはおさるさんをたいそう可愛がっており、おさるさんもおじいさんに懐いていました。おじいさんは毎日おさるさんにエサをあげます。

ところがあるときからおじいさんはおさるさんにあげるエサを節約しようと考えました。
そこで発表を行います。
「今日からエサは朝に三つ、夕方には四つ上げます。これが新たなルールです。」
おさるさんたちはこれを聞いて大激怒!!
「少ない!!足りない!もっとくれー!」

困ったおじいさんは名案を発表します。
「わかったわかった。じゃあこうしよう。朝に四つ、夕方に三つ上げます。」
「わーーい!朝から四つも食べられるヤッホー!」と大喜びしました。

得するように見せかけて、結局は同じだという事を表す言葉です。
朝三暮四にご注意!
ネットスーパーを利用する時はよく考えて、必要な分だけ買うことが大事です。
激安ネットスーパーでは、訳アリ商品が独自ルートで手に入ります。
訳アリといっても、中身には全く問題がありません。
パッケージにちょっと傷が入っていたり、賞味期限が近いものなどです。
賞味期限が切れたものではありません。
節約になるのはもちろんのこと、廃棄処分を減らすことができるので環境保護にも貢献できます。
賞味期限間近の商品がリーズナブルな値段で【Otameshi】

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