親の介護やサポートをするのには
同居
遠距離
近居
の三択になります。
うちの場合はやむを得ずというか、父が施設に入るので母が一人になる。それは大変!となり母と同居という形になりました。
様々なケースがありますが、子が同居するとなるとこれまで両親が受けきたサービスが受けられなくなります。
では、どんなサービスを受けていたのでしょうか?
それに代わるサービスは?
同居が大変なのはなぜ?
二人が受けていた公的なサービス

介護に関する様々なサービスを利用するためには、介護認定をとる必要があります。
要支援1から要介護5までの7段階です。
これまでは姉が役所に行き、ケアマネージャーと呼ばれる人と連絡を取り、そのおかげで様々なサービスを受けることが出来ました。
では、具体的にどのようなことをしてくれるのでしょうか。
ゴミの集配サービス
訪問歯科
投薬サポート
家事サービス
洗髪
爪切り
様々なサービスで二人が支えられていたことがわかります。
介護保険制度のおかげで負担額は少額ですみます。
しかし、注意すべき点は、家族が同居するとこれまで受けることが出来たサービスのほとんどが利用できなくなるという事です。
介護疲れで殺人が起こることがありますが、確かに行政に頼らずにすべて自分たちですることはかなりの負担です。
役所や病院にも頻繁に行かなければいけません。
そこで、今後の生活スタイルを考えたところ、デイサービスに行ってもらうことにしました。
デイサービスに行く

見学をしてデイサービスを受ける施設を決定。それから契約をして実際の利用が始まります。
一通り説明を聞いて、ハンコを押して契約に要したのは約一時間。
施設を運営する会社はコーヒーの販売会社で、多角経営で介護業界にも進出したとのこと。
コーヒーとお昼の弁当とスタッフは自信があると言っていました。
週に二回、月と木曜日に母はデイサービスに行くことに。
当の本人が終始不満そうな表情で、かたくなに行きたくないと言っています。
行きたくないのに行かすのは心苦しいことです。
最近はほとんどの時間をテレビの前に座って過ごしていますから、なんとか刺激を受けてすこしでも認知症を遅らせてほしいという願いから強行しました。
その上、自分たちの時間の確保のためでもあります。
持ち物は歯磨きセットとタオルと内履き。
木曜日の朝8時前に担当スタッフがワゴン車でやってきました。
一日のスケジュールは、施設に到着したらコーヒータイム。くつろいで体温と血圧を測ります。それから入浴をして午前中の活動は終わります。お昼ご飯を食べた後は、いろいろな活動が計画されています。
例えば、カレンダー作りや習字、運動会などもあるようです。まるで幼稚園。
そうです。デイサービスは年配者の幼稚園なのでした。
初日の三時過ぎ頃にケアマネージャーのYさんから電話があり、母はご立腹で「もう行かない」と言っていたとのこと。
ご機嫌ななめの様子。
ちょっと心配していたら、4時半ごろに帰宅。機嫌は少しは良くなっていました。
話を聞いて推測したところでは、ハロウィーンの飾り付けがされていたのが嫌だったようです。
デイサービスでは、幼稚園と同じでいろいろな行事ごとをするようです。
母はそれが嫌だったのでしょう。
それでも、「今度は月曜日ね。」と言っていたので一安心。
同居は何が大変か?
夫婦二人で自由に生きてきたのに、活動が制限されるのは大きな変化です。
同居の何が大変かというと、余分の時間とエネルギーと気力が奪われることと言えます。
毎日が忙しく、時間があっという間に過ぎていきます。
今までは、二人の姉がしてくれてたことを私たちがするわけですが、同居はさらに家の維持管理が加わります。
自分たちが住みやすい環境に整えるもの大変。
リフォームについてはこちら⇒DIY初心者が漆喰に挑戦!トイレのリフォームはうまくできたのか?【節約ライフ】
妻にしたら、三度の食事の準備は大変。インド時間で動いている私たち夫婦とは食べる時間が違うので、一日に六回ご飯を作っていることになります。
出来る事はなるべくしてもらうようにしていますが、それもかなりエネルギーがいります。
自分でやった方が早いですから。
玄関の掃除。食器の上げ下げなども。
病院から退院したときは、お風呂の入れ方も忘れていましたが何とか思い出しました。
先日、お風呂の湯船に浸かっていた母は一人で立てなくなり、SOSを求めました。
病院で三ヶ月、三食寝たきり生活で太った母を嫁は助けることが出来ず、私が何とか引き上げて出ることに成功。
目が離せません。
ほとんどのことを忘れているので、会話も成立しません。
同居をスタートしてまだ一ヶ月ですが前途多難です。
長いレースに参加し始めたような感じです。
こちらも参考に⇒【介護問題】両親が二人とも認知症!介護で家族崩壊の危機!❘体験談

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