【松屋】と言っても牛丼の松屋ではありません。
茅ヶ崎市の堤にある日本料理屋さんです。
そして松屋と言えば海老フライ定食が有名でした。十年前に行ったときは大きな海老が三つもお皿に載ったランチが1,000円。
海老フライは大きいだけでなく、新鮮で旨味がありまるで伊勢海老のようです。自宅でエビを買ってきても絶対にこの味にはなりません。
日本に帰国したら絶対に松屋に行こうと思いながらも、用事を済ませて慌ただしく過ごしているとあっという間に滞在時間が終わっていました。その上、時間の都合と共に胃袋も、海老フライの気分にならなければいけません。
そこで今回は骨折治療中で時間もでき、気分も海老フライになったので行くことにしました。
では、松屋の大海老フライ定食はどうなったのでしょうか?
海老フライがメニューにない?
出かける前にネットでメニューをチェック。
ところが海老天丼はあるが、海老フライはない。
うちの奥さんとトンカツにするか海老天丼にするかをかなりの時間をかけて話し合いました。
うちの奥さんは海老フライがないならトンカツがいい、僕は海老天丼がいいとなった。しかし奥さんは海老一本とトンカツ一切れを交換してほしいという。
僕は首を縦に振らなかった。海老天丼のわずか二本しかないうちの一本の海老を差し出すのは抵抗がある。
物価高ですでにサイズが小さくなっていると思われる海老を一本しか食べないとなると、食べた気がしない。舌に海老の味覚が残らないに違いない。
結局結論が出ないまま当日を迎えた。同じ揚げ物でもパン粉の衣と天ぷら衣とは似て異なるものである。
大海老フライ定食はどうだった?
テーブル席はすべて埋まっており、座敷か掘りごたつ。
掘りごたつの方を選び、お茶を飲みながらメニューを見る。


なんと驚いたことに、そこには大海老フライ定食がちゃんとあるではないか。
噂ではエビの本数が3本から2本に減っており、しかもエビのサイズが小さくなっているとのこと。
しかし、店員さんに確認せずに、二人とも大海老フライ定食を注文。
待つこと15分。
やってきました大海老フライ定食。

噂通り、エビの本数が減ってました。サイズも小さくなった感じ。
しかし、値段は税込みで1,100円。この物価が上がっている中でかなり頑張っているのではないかと思います。
味噌汁から漬物まですべてがおいしい!
そんな店はありそうでないのです。きっと京都の老舗料理店で15歳から修行している人が抜擢されて調理長として働いているに違いない。
いや、意外にもパートのおばちゃんが開業当時から作っているのかもしれない。
いずれにしても、とにかくおいしい。ファミレスのエビフライ定食とはくらべものにならない美味しさなのである。ファミレスは人類の大部分、あらゆる世代と民族の人々が美味しいと思える味になるように最大公約数的になっている。
そこには愛情などもなく、あるのは利益をいかに上げることだけである。
もちろん松屋も利益を上げることが最大の目標かもしれないが、そうだとしてもおいしい。
ちなみに隣のテーブルに来た4人組の人が何を注文するか耳をダンボにして聞いていたら、三人は天丼で、一人はカキフライ定食。
天丼にセットになっている茶碗蒸しが美味しいとのこと。
大海老フライ定食には小鉢がセットで茶碗蒸しがついていなかった。
次回は大海老天丼にしよう。
美味しいお店を探すのは難しい
茅ヶ崎に帰ってきて早一年。
用事で外に出たついでにいろいろなお店で食事をしました。
マックのハンバーガーはもちろん、ジョナサンのランチやむさしの森珈琲、コメダの特大バーガー。
さらには日高屋の定食、シェーキーズの食べ放題。
スペイン倶楽部、広島風お好み焼き、インドカレー、地元茅ヶ崎のソウルフードである肉そば。
その中でもう一度行きたいと思う店はあまりなく、結論は家食が一番。
心から満足して、美味しかったと思えるのはやはり手料理だった。
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