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【インド】日本大使館から届いたお知らせ|決定を迫られるコロナ禍の在留邦人

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マスクをつけている地球

連日、世界各国のニュースで報道されているインド。

報道されている内容をみると、インドは大混乱に陥っているように感じます。

ここまで状況が悪化するとは誰も予想していませんでした。

日本大使館から【緊急メール】が届いたので、他のメールも含めて紹介したいと思います。

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日本に帰国するか?それともインドに留まるか?

大使館から届いた内容は以下です。

インド国内の新型コロナウイルスの感染状況が一層厳しくなっており、医療提供体制が更にひっ迫するおそれがあります。このような状況を踏まえ、日本への一時帰国等を御検討中の方は、検査証明の取得等、出国のための手続きを早めに進めてください。また、現時点において一時帰国を検討されていない方につきましても、今後の新型コロナウイルスの感染状況の推移に十分注意し、一時帰国を含めた対応を予め御検討ください。

在インド日本国大使館

簡単に言うと、インドではキチンとした治療を受けられないので、日本に帰るようにという事です。

ニュースで報道されているように、都市部の病院は感染者であふれています。このような状況下で感染予防をしっかりした治療を期待することは出来ません。

日本の病院では、防護服を着た看護師さんが世話をしてくれていますが、現地では人手が足りずに家族が世話をするしかありません。

そのため、家庭内感染が起き、感染者が爆発的に増えています。

もし、自分や家族が感染したらどうしようと考えるのも当然です。

感染したら適切な治療を受けられない可能性があるので、感染する前にインドを脱出することを勧めています。

そして、今朝のニュースでインドでコロナに感染した邦人は160人で、40代の女性が一人亡くなったと報道されていました。

インド在住の日本人の方は衝撃を受けたことと思います。

このニュースを見て、帰国を考え始めている人もおられるのではないでしょうか。

今後コロナの勢いは増すことが予想されますので、その前に一時帰国するかどうか決定が迫られます。

帰国するにはどうすればいいの?

日本は今水際対策を強化しています。特に変異株が流行している地域と国は要注意になっているのです。

●4月28日、日本政府は、インドを「新型コロナウイルス変異株流行国・地域」に指定すると発表しました。

●5月1日(土)午前0時以降、インドから入国される全ての方は、検疫所が確保する宿泊施設で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことになります。注:3日→6日に変更

日本国総領事館

日本に到着してもすぐに家に帰れるわけではありません。

入国が出来たらいい方かもしれません。中には入国を拒否されるケースも起きているからです。

日本への入国・再入国・帰国の際に必要な検査証明・誓約書等

この指定による追加の検疫強化措置はございませんが、全ての入国者・再入国者・帰国者は、出国前72時間以内の検査証明書の提示、空港検疫での検査、並びに、14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存・提示、接触確認アプリの導入等についての誓約書の提出が求められています。検査証明を提示できない場合、検疫法に基づき、日本への上陸が認められませんのでご注意ください。

外務省 海外安全ホームページ

つまり、出国前に国の指定したフォーマットで検査をして、証明書を入手する必要があるのです。

もし、証明書に不備があると入国できないので大変なことになります。

特に検体と検査方法を間違えないように注意する必要があります。

しかも、今は現地でPCR検査をすることも難しくなっており、受けることが出来ても結果を受け取るまでに従来より時間が必要になっているのです。

三日の間に検査をして結果を受け取れないと飛行機に乗ることも出来ません。

現時点で帰国するハードルが上がっています。

しかも、定期便は一年以上ストップしており、臨時便が不定期で飛んでいる国際空港まで国内移動が求められます。

国際線が完全にストップになる可能性は?

飛行機から眺める空

国際線の定期便はすでに止まっていますが、臨時便が世界各国に飛んでいます。

しかし、今後インドの感染状況が悪化すると、国によっては乗り入れを停止する可能性も出てきます。

例えば、4月3日のインドのデリーから香港までのチャーター便。

全員が離陸前の72時間以内に受けたコロナ検査の陰性証明書を提出していました。しかし、そのうちの6人は証明書が基準に満たず搭乗を拒否されています。

それにもかかわらず、香港に到着後2週間の隔離の間に乗客の三分の一超にあたる52人がコロナ検査で陽性。

検査をしてから感染したのでしょうか?

それとも検査そのものが不完全?

結果として、香港はインドからのフライトを2週間停止にし、乗り入れが極めて厳しい高リスク国にインドを加えました。

確かに感染者が大量にやってこられたら困ります。

特に日本は感染者が増えていますが、夏にはオリンピックの開催を控えています。

感染力が強い変異株には神経を尖らせている状況です。

インド株の流入を抑えるためにも臨時便の全面ストップも今後考えられるでしょう。

インドでワクチンは打てるのか?

現地の年齢要件を満たしていれば日本人でもワクチンを打つことが出来ます。

4月1日からは45歳以上の人全員が接種対象になり、5月1日以降は18歳以上に拡大することをインド政府は発表しました。

しかし、ワクチン接種によって副反応が起きた場合の補償については確認されていませんし、データの公表が十分に行われていないので不安に感じる人が多いと思います。

日本にいても打つかどうか迷うところですが、インドであればなおさらです。私も今のところワクチンを接種する予定はありません。

覚えておきたい点ですが、ワクチンを接種しても必ず感染を予防できるわけではありません。発症予防や重症化予防に効果はありますが100%ではないのです。

いずれにしても、日ごろの感染対策はコロナが収束するまで続ける必要があることがわかります。

不安を感じる国際結婚をした友達

去年、インド人の男性と国際結婚をした友達がいます。

その彼女の住んでいる家から車で5分くらいの距離の所で、コロナで亡くなった人が現われました。

彼女にとって衝撃的な出来事だったようで、ラインが送られてきました。

大使館からのメールを見て、一時帰国した方がいいのだろうかと悩んでいるとのこと。また、インド人の衛生基準をみて感染リスクを感じているようです。

家族が密なので、一人感染したら全員感染するのではないかという心配があると思います。

かなりネガティブになっていましたが、話を聞くことしかできませんでした。

現時点で出来ることは?

現在、インドでの死亡率は1.1%で世界平均の2.1%を下回っていますが、陽性患者の増加と医療現場の様子を考えると実際の数値はもう少し上かもしれません。

若い人が感染し、重症化する症例も増えています。

コロナにかかってしまえば、抗体が出来るので一年はかかりにくくなります。もしくはワクチンを接種。

しかし、変異型にどこまで対応できるかはわかりません。

それで、引き続き衛生に注意をしつつ生活するする必要があります。

検査が陰性の人も、空港や飛行機の中で感染するリスクがあります。偽陰性の場合があるので、周りにいる人が実は感染者という事も考えられます。

このような状況で動くのは危険であり、感染のリスクを高めるのです。

そう考えると、コロナが収束するまで家でおとなしくしているのが一番いいのかもしれません。

いつまで?それはわかりません。

参考までに百年前に流行したスペイン風邪は収束まで3年かかりました。であれば、コロナが収束するまであと2年は必要かも…

前回の報告と街中の様子は↓↓↓

【インド】コロナの感染者増加が止まらない|現地の人の生活は?

自宅でPCR検査が出来ます↓↓↓


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