エアコンの普及率は全国平均で92%を超えている。
築45年の実家は、エアコンのない8%に含まれている。
毎年、年老いた両親は「暑い、暑い。」と言って扇風機だけで乗り越えてきた。
母は、かき氷を食べたり、濡らしたタオルを冷凍庫で凍らして首にかけたりして暑さと戦っていた。
しかし、さすがに高齢者が熱中症で亡くなることも多いので、エアコンを取り付けることに。
では、築45年の古い家にエアコンを取り付けることが出来るのでしょうか?
エアコンの在庫が全然ない!
とりあえず、街の家電量販店に。
エアコン売り場では、愛想もやる気もあまり感じられない、テンション低めの男性が応対。
さて、エアコンを選んでいて驚いたのが、値段が高いこと。20年の間にこんなに値段が上がっていたとは、驚きです。6畳用の機種でも20万を超えるのがあったのにはびっくり。
さて、工事費込みで10万円くらいかなと見ていたら、在庫がない。
おすすめの機種とは在庫があるということ。
今問題になっている中国のロックダウンで、半導体不足になっているのは聞いていましたが、家電量販店に来てみて実感。
東芝の去年のモデルは在庫があるということで、悩んでもしょうがないので即決。
標準取付工事費と税金を入れると11万5780円。
軽く予算オーバー。これに加えて追加の工事費がかかりますが、見積もりが必要とのこと。
見積もりをしてもらう
築45年越えの古い一戸建て。
電気の契約は30A。
ブレーカーに空きはなし。
本当はリビングにエアコンを取り付けることが出来たら一番良かったのですが、素人目にも難しいのがわかる。
リビングはブレーカーの位置から遠く、しかも10畳以上の広さがある。30Aでは無理。
そのため、今回は母の寝室に取り付けることに。
母の寝室なら脱衣所があるブレーカーからも比較的近い。
業者が来て、ブレーカーや設置場所のチェックをしてもらい、追加工事で税込み2万5850円ほどかかるとのこと。
内訳としては、補助ブレーカーの設置に8千円。専用回路設置に1万3000円。アース工事に2千500円。
費用はかかるが、設置できることがわかってよかった。しかし、二階やリビングに取り付けようとしたら、数万円の工事費用が必要になる。今回は一台だけ。
エアコンを設置する
電気工事の日、やってきたのはガタイのいいマッチョな西洋人。日本の労働力不足を実感した。いよいよ電気工事まで、外国人労働者に頼らざるを得ない。
しかし名刺をもらって、驚いた。岡村まさおと書いてあるではないか。てっきりマイケルとかジェームスと思ってた。
日本育ちでハーフだそうだ。英語は一言も話せないらしい。
電気工事はこの道35年のベテラン。おしゃべりをしつつエアコンを取り付けていきます。
設置場所を測って、「2ミリ傾いていますね。」と言われましたが、もっと傾いているはず。
一人での作業なのでかなり大変。壁に穴を開け。専用コンセントを設置。ブレーカーの横にも穴を開けて、外の壁伝いに電線を引き込みます。
外での作業も多い。
すべての作業を終えるのに3時間半もかかりました。最後はハンディークリーナーで掃除までしてくれました。
丁寧な仕事でした。お疲れ様。
エアコンのメンテナンスは?
20年以上前の話ですが、パナソニックが柔道家の田村亮子さんを使ったエアコンのコマーシャルで「小さくても力持ち」と宣伝していました。昔はなんでも小さくなる傾向があったものです。
しかし、今回購入したエアコンは従来のサイズよりもだいぶ大きくなっていました。
なぜでしょうか?
実は最近のモデルには自動クリーニング機能がついているものが多いのです。
エアフィルターを自動で掃除をするために本体が大きくなってしまったのです。
それに加えて今回購入した東芝の機種は、フィルターについたホコリをためるダストボックスがついています。
付属の専用ノズルを掃除機の先端に取り付けるだけで簡単に掃除が出来るのです。
お部屋の掃除ついでにエアコンをキレイに出来てしまうのです。メンテナンスが楽ちん。
従来型の自動クリーニング機能がないタイプは定期的にフィルターを掃除する必要があります。
また、専門の業者にエアコンの中をキレイにしてもらう必要もあるでしょう。
いずれにしても、メンテナンスは大事。
結論として、古い住宅でも時間とお金をかければ、エアコンを取り付けることが出来ます。
しかし、この家に今後何年ぐらい住むかわかりませんので、さらにエアコンを取り付けることはないでしょう。
私と妻は扇風機でこの夏を乗り越えることになります。
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シーズン前にはエアコンクリーニングが必須。
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