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【毒親からの傷は克服できる!】友達のお母さんは毒ママだった

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モンスターから逃げる女の子

毒親とは、子どもに過度の干渉をする。

暴言や暴力をふるって親の都合を優先させる親のこと。

「毒親」という言葉は1989年にスーザン・フォワードと言う人が作った造語で、毒になる親という意味があります。

鳩美
鳩美

最近、毒親をテーマにしたまんがやエッセイはたくさんあるね。

日本でも2015年ごろから、注目されるようになりました。

そんな毒親がとても身近なところに存在したのです。

それは中国人の友人であるマー君のお母さんでした。

毒親の行動は子どもに深い傷を負わせることにもなります。

その傷をいやすことは可能です

毒親にはどんな行動パターンがあるのでしょうか?

子どもにどんなことをしますか?

毒親による傷をどのように克服できますか?

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毒ママの行動とは

子どもを操ろうとする親

マー君は大きな体に似合わず、いつも控えめで遠慮がち。

にっこりとほほ笑んでいないときはありません。

得意のドイツ語を使って、観光ガイドの仕事を行っていました。

彼の話によると、お母さんはすべてのことを自分の思う通りの方法でしないと気が済まない

自分の感覚や基準が絶対的な法則であるかのようにふるまいます。

マー君の奥さんが地方出身ということも、気にいりません。地方といっても車で一時間ほど郊外に行ったところです。

地方出身者を見下しバカにしているのです。

毒親の決定的な驚きの行動は、マー君の奥さんが赤ちゃんを産んだときのことでした。毎日のように孫を見に来ています。

しばらくすると

「あんたたち二人には子育てできないだろうから、これから私が連れていく」

といって赤ちゃんを連れて帰ったのです。

誘拐行為。

さらに驚きなのは、この毒ママの誘拐行為に対してマー君が何も抵抗できなかったことです。

子どもころから毒ママにすべてコントロールされて、自分の意思を持つことが許されなかった。

普通の若い夫婦なら激怒して、力づくでも抵抗するはずです。

ところが毒ママの行為や発言は絶対的な権力を持っていたので、マー君夫婦は言われるがままでした。

会えないわけではないものの、まだ幼い子どもと離れ離れにならざるを得なくなりました。

身近な例から毒親の特徴がよくわかりました。

毒親の特徴

威張る親にお茶を運ぶ子ども
毒親は絶対的な権威を持っている

毒親はこんな行動を取る

子どものことを操り人形だと思っている

あらゆることに口出しする

劣っていると思わせる

常にあら捜しをする

否定する

決定させない

尊重しない

「親」の権力を振りかざす

バカにする

子どもを自分の分身のように扱う

毒親に育てられるとどんな大人になるか

こんな風にそだてられると、出来上がるのはどんな大人でしょうか?

毒親に育てられた人はこうした感情を抱きやすくなります。

罪悪感

劣等感

自分には価値がない

自分を出せない

ありのままでいられない

人との距離感がわからない

不安

希死念慮

マー君はいつも自分に自信がなく、決定したり行動したりすることが苦手でした。

いつも誰かに背中を押してもらわないと一歩踏み出せないかのようです。

彼は音楽が大好きで、ライブハウスで使用するような本格的なスピーカーを部屋において音楽を聴いて楽しんでいました。

ものすごく高額でプロ仕様のようなスピーカーです。

彼が唯一自分の思う通りにできたのは音響機器だけだったのかもしれないと思うと悲しくなりました。

さらに大きな特徴は自己肯定感が低くなることです。

毒親に育てられた人は自己肯定感が低くなりやすい

鏡には歪んだ自分が映っている
毒親に育てられると自分のことを歪んで見てしまいます。

マー君のように毒親に育てられた人は自己肯定感が低くなりがちです。

いつも親にコントロールされ、親の顔色を見て過ごしてきたからです。

本来なら子どもは何をしていてもかわいい何もしなくてもかわいい、愛されるために産まれてきたのです。

それが

毒親の元に生まれてきた子供は、一定の基準に達しないと愛をもらえません。

いや「愛」ではなく「合格」という検品マークのようなもの。

それはバイトのマニュアルを覚えるよりもはるかに達しがたい基準。永遠に達することができないでしょう。

ありのままの自分であってはいけません。自分という心を捨てた操り人形にならないといけないからです。

「ママがいないと僕何もできない」と言わなくてはいけないのです。

自己肯定感どころか「自分」を持つことする許されません。

思考パターンは生い立ちによって形作られます。毒親のせいで自己肯定感が持てないのは、本人のせいではありません。毒親のせいです。

それでも、毒親に植え付けられた低い自己肯定感のままで生きるか、ゼロから培ってみるかどちらかを選ぶことになります。

培うのは自分にしかできないことです。

自分と向き合って、ちょっとずつ自信を取り戻すなら折れない心を持つことができます。

克服のためには自己肯定感を培う

自分のことを良く思うこと

それが自己肯定感です。

他人の評価で自分の価値を決めるのではありません。

自分で自分に「いいね!」つけます。

サイコサイバネティクスという成功法則の生みの父、マックスウェル・モルツ博士はネガティブな考えをポジティブな考え方に替えることをレコードに例えています。

「レコードプレーヤーから嫌いな曲が流れている場合,プレーヤーに無理やりもっと良い音を出させようとはしない。

……レコード盤を替えるだけで,違う曲が流れてくる。

あなた自身の内部にあるプレーヤーから流れてくる“曲”にも同じ手法を用いなさい」。

蓄音機からは良い音楽が流れてくる

毒親から育てられた人は自分に関する歪んだ見方という曲の「レコード」がかかっています。

作詞作曲、演奏は毒親です。

それを蓄音機から外し、別の新しい「レコード」をかけなければいけません。

作詞作曲演奏は自分です。

そこから流れてくるのは、

欠点もあるけど、結構いいところがある

自分には価値がある

がんばってる

というとても素敵で力が湧いてくるようなメロディです。

「思考を経ないところに気持ち(感情)は起こらない」

ウェイン・W・ダイアー博士

自分のことを良く思うためには

破れた一万円札が家の中で見つけたらどうするでしょうか?

「破れちゃったから捨てよう」と思いますか?

わーどうしよう!テープでくっつけようー。いやノリの方がいいの?!

あわてて、急いで修繕して使えるようにするでしょう。

やぶれていても一万円札であることには変わりません。

同じように毒親から傷つけられたとしても、世界に一人だけの人の価値は変わりません。

その代わり「修繕」は自分でしないといけません。

破れた一万円札

味方してくれる人とつながる

「若者は,積極的な人や,自分を評価してくれる人と時を過ごす必要がある」

  精神科医でソーシャルワーカーのジャネット・ドローブス

毒親によって負わされたネガティブな感情を一人では克服できません。

味方が必要です。

一人でも味方がいるなら生きていけます。

ありのままの自分を無条件で受け入れてくれる人、

絶対味方してくれる人とつながることは大きな助けになります。

毒親にも悲しい子ども時代があった

悲しそうな女の子

毒親と呼ばれる人たちも実は心の傷を負っているケースは少なくありません。

子どもをののしる親を対象に調査を行ったところ85%は同じように親にののしられていたことがわかりました。

つまり自身も親から愛情を示されなかったため、同じように子どもを扱ってしまうのです。

負の連鎖を断ち切ることができません。

さらには自信を持てないために、子どもを「完璧」にしようとするケースもあります。

もちろんどれも、毒親になってよい理由とはなりません。

それでも、悲しい過去があったことを認めるなら対処しやすくなるでしょう。

時間はかかるが傷をいやすことはできる

毒親からの傷を克服した人はたくさんおられます。

時間もかかるし、向き合うのに勇気がいることかもしれません。

でも、必ず克服できます。

自分を好きになるなら、もっと人を好きになれます。

あたりまえのことがとても素敵に思えます。

がんばれ!脱・毒親からの解放

いや、十分がんばっているよね。


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