インドのコロナはどうなっているの?
インドは2020年9月16日に新たな感染者数の最高数である97,894人を記録しました。その後順調に感染者数を減らしていたのですが、2月中旬から増加に転じています。
今は、第二波になり新規感染者が日々増加しています。3月29日の時点で新たな感染者が56,211人になっています。
では、現地の様子はどうでしょうか?
現地の様子は?
マハラシュトラ州はインド西部に位置していますが、コロナ患者が最も多いエリアです。
そして、商業の中心であるムンバイから内陸に三時間ほど車で走ったところにプネー市があります。
プネーの様子ですが、コロナを気にしていない人が多い。
マスクをしていない人もたくさんいますし、マスクをしていても鼻が出ている人も。
マスクをしていないと罰金、と言う話も聞いたのですが市中心部だけなのかも。
現地のお店で買い物をした時に、お店の人がマスクをしてないので「大丈夫か?」と聞いたら、「インド人強いから大丈夫!」とのこと。
ポジティブ。
感染拡大の理由はまとめると4つあります。
●コロナ疲れ
●緊張感の低下
●生きるために働く必要がある
今ちょうど現地は夏でこれから4月にかけて暑さのピークに向かっていきます。最高気温は40度になりますが、今すでに最高気温37度くらいになっています。
それだけ暑いとマスクをキチンとするのも難しいのかも。
また、2020年3月にロックダウンになってから1年が経過したことにより、コロナ疲れと緊張感がなくなってしまったことが実感としてあります。
コロナで失業を経験した人も多く、コロナを気にしてたら生きていけないと言う感じです。生きていくために働く必要があるのです。人が動けばコロナも動く。
現地の友達の中には仕事がないので、田舎に帰って親の農業を手伝っている人もいます。
確かに急激に感染者が増えているのはうなづけます。
感染者が多いため、病院には簡単には入れません。
陽性反応が出ても、軽症なら自宅で経過観察を見ることになります。歩けるくらいの人はそのまま歩いて帰るよう返される。
病院に入院している友達とビデオチャットをしたのですが、そこにうつっていた看護師さんたちはマスクや手袋はしていましたが、完全防護服は着ていませんでした。現地の病院もランクがいろいろあるようです。
コロナに感染した友達三家族
近所でコロナに感染した人はいたのですが、これまで友達の中にコロナにかかった人はいませんでした。
ところが、今回の第二波(二週間ほどの間)で知り合いの三家族にコロナで陽性反応が出て、入院している友達もいます。コロナにかかったのは合計8人です。
二家族の感染経路は、お店で買い物の時にコロナをもらってきたのではないかとのことです。
確かに不特定多数の人が訪れるお店はコロナを媒介してしまうのかもしれません。
別の家族は職場でコロナをもらってきたのではないかとのことです。
発症するまでに時間がかかるので、わかった時には家族にすでにうつっていたのです。
いずれにしても経路は不明で、症状の重さもそれぞれです。
一番症状が重い友達で、病院で点滴を打ちつつ症状の沈静化を待っている状態。
一番軽い人で陽性反応は出ていますが、無症状で元気に生活しています。
身近な人がこれだけコロナになると他人ごとではありません。
追記:入院していた友達が無事退院しました。一週間ほどの入院生活でかかった費用は10万ルピーということです。日本円で換算すると約16万円。彼の半年分の給料ぐらいになります。退院してもすぐに働けるかわからないので、生活が心配です。
え!もしかしてコロナ?
コロナの感染者が急激に増えている中、ちょっと調子悪いなと思っていたら熱が出てきました。
最初は37度くらいだったのに、あっという間に38.5度まで急上昇。久しぶりの高熱でかなりしんどい。
軽い風邪くらいなら、横になりながらスマホやタブレットを見ることが出来るのですが、さすがに38度を超えると何もできません。
ひたすら寝るのみ。
頭痛などの症状はなく、食欲はあったのでご飯は食べました。
二日目は37.2度まで体温が下がったので一安心。でも、お腹は下ってしまいました。その日もひたすら寝て過ごしました。
三日目になり、何とか熱が下がりました。よかった。でも、腰が痛い。喉も少し痛い。体ボロボロ…
四日目になり、腰はまだ痛く、なるべく家の中で動くようにしていました。そしたら、午後にまた体温が上がり、37.5度に。再びベッドの上でひたすら寝ました。
五日目朝、遅めの起床。腰はちょっと楽になったが、回復には時間がかかる感じ。
コロナの可能性は否定できませんが、これだけの症状では何とも言えません。PCR検査を受けに外出するのもリスクがあるので今回は様子見。
症状が悪化しなかったのでよかったことにしておきます。
今後の予想
現地では、高齢者からワクチンの接種がスタートしています。しかし、14億近い人口を抱える国ですから、接種に時間がかかるのは誰の目から見ても明らかです。
人々は生きていくために必死ですから、コロナが流行っていても外に出て働きます。
再び完全ロックダウンになる可能性も低いでしょう。
そうなると、感染者の増加はもうしばらく続きます。
あともう一年はステイホームの生活が続くのではないかと予想しています。
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