今からお仕事や留学で中国に行くことになった場合、気になるのは食です。
「日本人の口に合うだろうか」と心配になるかもしれません。
心配無用です。中国の食べ物はすごくおいしいからです!
おいしさの理由について話したい思います。
もてなし好きの中国人は親しくなると、必ず家に招いてごちそうをふるまってくれました。
どの料理もおいしく私たち以外の日本人もみな、舌鼓を打ちながら平らげていました。
中華料理がおいしい理由

なぜおいしいのかは作っている所を見てわかりました
日本でも炒め物をすることはありますが、それとはまったく異なるものです。
家庭料理では炒め物が中心ですが、揚げ物に近いように思えます。大きな中華鍋を熱して大量の油を投入します。
揚げ物ほどではないものの、我が家の天ぷらをするときと同じ油の量です。それからカットした野菜を放り込みます。
料理もよりますが、野菜は一種類か二種類にとどめます。決して五目炒めにしてはいけません。
ニンニクはこの時に一緒に入れます。
そして工程が大きく異なるのは、投入後に決して混ぜません。
しばらく触れないでおいておきます。そうすると野菜のかさがどんどん減っていき、水分もでてきます。
そこでやっと混ぜます。最後に塩を振って終わり。
なんともシンプルで、すぐに出来上がりますが、これだけでご飯二杯はかるく食べられます。
美味しさの秘訣は大量の油、しっかりとした塩分、そして一種類だけの野菜を炒めることで素材を味わえることです。
お肉が入らなくても美味しいので節約料理にもなります。化学調味料を入れないことが多いので健康的です。
日本でも応用できる中華料理の知恵

フライパンに具材を投入した後に炒めないのは、すばらしい知恵です。
なぜなら混ぜることで、具材とフライパンが接地している時間が短くなるため時間がかかります。
一定時間動かさないことで、具材に熱が伝導していくからです。もちろんある程度したなら、かき混ぜないと焦げてしまいます。
はっきり言って油はおいしいものです。そして塩分も。
中華料理には両者が惜しみなく入っているから、万人受けするのでしょう。
中国で学んだ料理のコツは日本に帰ってからも役立っています。
1炒め物のとき、動かしすぎない。
2絶対おいしくしたいなら多めの油を入れる
3塩も多め
健康面を考えると毎回このようにはできません。
おいしい料理をお腹いっぱい作ってくれた中国人のお友達ありがとう。
自宅で本場の餃子をつくる
最近では、冷凍餃子も種類が豊富で味もなかなかのものです。
しかし、本場中国の餃子は水餃子であり、焼き餃子とは食感も違います。モチモチの食感が美味い。
やはり皮から手作りする必要があります。
パンを作ったことがある人ならそれほど難しくありません。
焼き餃子との違いを言うならば、味付けは濃いめにした方が失敗が少ないです。
そして、ひき肉に脂身が少ない場合は、餡の中に油をいれます。中国人はかなり油を入れますが、入れすぎると胃がもたれるのでほどほどに。
水餃子はそれほど難しくありません。
家庭によって味付けは違いますので、美味しければいいのです。
中国人についてはこちらも参考に→ストレスにさらされる中国人