✔ 買い物すると気分がすっきりする!
✔ 欲しいものが常にある
✔ 欲しいものは我慢できない
どれかにあてはまりますか?
お店やネットショップにはすてきなものがたくさんあふれています。
見るとどれも欲しくなるのは自然なことです。
自由に使えるお金がもっとほしい!
と思っても残念ながら現実はそうはいきません。
手持ちのお金には限りがあるからです。
欲しいものをどうやってがまんすればいいの?
物欲を抑えることは、最初は簡単ではありません。
でも、筋トレと同じく繰り返しトレーニングすることでできるようになります!
ポイントは
欲しいと思ったもののことを考えない
欲しいものを見続けない
ことです。
目次
欲しいものをいつまでも考え続けない
既にほしいものが決まっている場合にがまんするためには、その商品のことを考えないことです。
たとえばお店で素敵なピアスを見つけたとします。
「すっごく可愛いからほしい!」でもつい最近も買ったばかりなのでがまんしようとします。
もし頭の中でいつまでも考えるならどんなことが起きるでしょうか?
買った方が良い理由が次から次へと浮かんできます。
頑張っている自分へたまには贅沢をしてもいいんじゃない。
この前買ったのとは、雰囲気が違うし・・。
洋服よりも安いんだし。
今買わないと売り切れるかも・・
どれも、それらしい理由には聞こえますね。
ピアスを手に入れる口実が次から次へと浮かんでくるでしょう。
買うことのデメリットは一ミリも思いつきません。
なのでピアスのことを思い出すと、買う理由について考えてしまうので、とにかく考えないようにします。
物欲を抑えるためには、考えや気持ちを切り替えるのです。
どうやって?
●映画を見る
●クリエイティブなことに挑戦する
●おばあちゃんに電話する
●庭の雑草を抜く
●ブログを書く
など全く関係ないことをして、自分の気持ちをそらさせます。
そうすればそのうち忘れます。
欲しいモノを見続けない
他にも大切なことは、お店やネットショップでいつまでも欲しいものを見続けないことです。
欲しいという感情は見ることで生じてきます。
目はカメラに似ています。撮影したあと、脳に画像を送ります。
たとえば高級腕時計を見かけたとします。目が撮影した高級腕時計の画像は脳に送られます。
脳は時計であると認識するのはもちろんのこと、高級腕時計を身に着けることによって得られる生活を思い描きます。
友達から一目おかれ、自分のステータスが一つ上にあがるというストーリーにまで発展します。
もう手に入れないと、絶対後悔するような気になってくるでしょう。見れば見るほど、絶対に手に入れたくなるようになっています。
欲しいものをいつまでも眺めながら、我慢するのは不可能です。
見なければ、忘れます。
物欲をコントロールするためには
見ない
につきます。
欲しくならないための七つの予防策
1 衝動買いをしない
飛び切り素敵なものを見た時や、欲しかったものの値段が大幅に下がっているのを見た時はテンションがMaxにあがります。
「今、買わないとなくなるー!」と思うかもしれません。
そんなときは、いったん冷静になろう。
衝動買いや大人買いはリスクが伴います。
ほんとうに今買わないと後悔するでしょうか?それとも買って後悔したことはないでしょうか?
できるならその場を離れてよく考えます。
2 ストレス発散でショッピングしない
買い物をしているときはアドレナリンが分泌されます。
嫌なことを、嫌いな人のことすべて忘れて今日はショッピング祭りだ!
欲しかったものを手に入れて、家に帰って広げて満足。
SNSにもアップします。
「これでしばらくがんばれるー!」と思うでしょう。
買い物によって得られる爽快感は持続しません。
一時的。
またすぐにでも買い物に行かないと気分が晴れないのです。
ストレスは別の方法で発散させよう。
3 友達に無理して合わせない
見てほしい・・
認められたい・・・
受け入れてほしい!
と思うのは自然なことです。
無理して合わせようとすると、いつか崩れます。
流行に敏感で、おしゃれのためなら糸目をつけない友達ばかりと付き合うならどうでしょうか。
自分も同じようにしないといけないと考えて、無理してお金を使うことになりかねません。
ほんとうの友達なら、ユニクロ着てても一緒に遊んでくれるはずです。
しまむらでも
ニッセンでも
どんな友達と絡むかで、経済感覚はちがってきます。
4 我慢できる自信がないならショッピングモールに行かない
物欲をコントロールできる自信がないなら、ウィンドウショッピングはしない方がいいです。
同様にネットショップを延々と見続けるのも危険な行為です。
ダイエット中の人がケーキ屋さんに入って、「見てるだけ」ですむでしょうか。
やっぱりダイエットは明日からにしよう
となるでしょう。
ネットにもお店にもすてきなアイテムがたくさんあります。見れば見るほど欲しくなるのは確実です。
5 クレジットカードや電子マネーで買い物しない
クレジットカードで買い物をすると、際限なくショッピングするという罠に陥りかねません。
絶対コントロールできるという自信がない限り、クレジットカードの利用は慎重にした方が賢明です。
クレジットカードを使うとお金が見えないから、使いすぎるよ
6 収入と支出を把握する
預金残高
生活費
自由に使える限度額
を把握しておくなら、いくらまでが使いすぎかわかります。
家計簿アプリは簡単にお金の流れがわかるよ!
ノートに使ったお金書くだけでもちがうよ!
7 欲しいものと必需品を線引きする
欲しいものは必ずしも必需品ではありません。
両者の違いを明確にすることでも、物欲を抑えることができます。
紙に書きだしてみると、欲しいものと必需品には大きな差があることがわかります。欲しいものには限りがありません。
欲しいものを紙に書きだしてみよう!
欲しいものを我慢するのはみじめなこと?
欲しいものをがまんするなんて、なんだかかわいそう
がんばってるんだから好きなモノ買えばいいじゃない
と思いますか?
米国のコロンビア大学の科学者たちが、子どもの行動を対象にとても興味深い実験を行いました。サイエンス誌に掲載されたものです。
テーマは「望ましい報いを得るために欲求を満たすことを先に延ばす幼児の能力」について調べることです。
A 今すぐにクッキーを一つもらう
B 先生が教室に戻ってくるのを待っていたらクッキーが二つもらえる。
二つの選択肢のうち、どちらかを選びます。
もしBを選んでも途中で変更できます。
科学者たちは子どもたちの行動を記録しておき、十年後の成長ぶりを調べました。
結果はなんと
Bの選択肢を選んだ子どもたちの方が、全体的な能力が高く、
ストレスや問題にうまく対処しており、幸福感も高いことがわかったのです。
先生が来るまでがまんすれば、もっとたくさんクッキーがもらえるという、試練の先にある祝福がイメージできたのです。
要求を満たすことを先延ばしにする、つまり我慢することで自分をうまくコントロールできるようになるのです。
欲しいものを我慢することは決してストレスではありません。
むしろ、欲しいものを今すぐなんとしてでも、手に入れようとすることがストレスになるのです。
恐るべし広告の力に惑わされない
2015年から2016年の一年間だけでも、トヨタ自動車は広告費に年間4890億円費やしていました。
どうりでトヨタ人口が多いわけです。
企業は自社の製品を買ってもらおうと、毎年広告費にたくさんのお金を費やしています。
効果的な広告を行うためには、調査を行って膨大な量のデータを集めます。
ターゲットを絞り、ターゲットが望んでいることや購買理由などを調査するんですよ。
私たち一人一人がターゲットになっているのです!
そうしたデータをもとに、絶対買いたくなるような広告にするため、あらゆる手法が用いられます。
コピーライターにお金を払って、最高のキャッチコピーを買います。良い広告は感情に訴え、理にかなっており、なるほどと思わせるものです。
消費者が広告を見たなら財布握ってすぐに買いに行かせる力があります。
こうしたことはすべて、一つでも多くの商品を売るためです。
商品によって得られる夢と希望をイメージさせます。
必死になってあの手この手で。
広告業界で働く人々も、家族や自分を養わなければいけないので必死です。
その作戦に乗るなら、お金がいくらあってもたりません。
毎日、おびただしい数の広告にされされています。自分は影響を受けないと思うかもしれません。それらに抵抗しなければならないのです。
買い物をすることは,身の回りの事柄を自分の思いどおりにする方法の一つになる。
自分で取り引きをするので,『自分は買い手なんだぞ』という意識になる。
この種の権力意識は……錯覚である。実際に権力を行使しているのは,大企業とその広告業者なのだ。
それらの業者が雇われているのも,消費者に『商品を買えば不思議な力と安心感が得られる』と思わせるためだからである
「成功の代償」マダラン・ラバイン博士
物欲はトレーニングで抑えることができる
物欲をコントロールしないと、大変なことになりかねません。もしも、食べたいものを食べたいだけ食べるならどうなるでしょうか?
唐揚げにマヨネーズ、水分補給は基本コーラ。夜食にホットケーキとポテトチップス。
そんな食生活を続けるなら、病気になってしまうことは確実です。肥満になれば仰天チェンジが必要です。
物欲も同様に、抑えないと大変なことになります。
確かに物欲があることで、多様性や変化を楽しめて生活は豊かになります。
しかし、両刃の剣。上手にコントロールしないなら、物欲の奴隷となってしまい苦しみます。
物欲が悪いのではなくコントロールできないことが悪いのです。
「ほしい!」という欲求。
結局は頭の中で生じていることなのですから、トレーニングすればできるようになります!
そして生活はもっと自由に!
バイバイ物欲
物欲を抑えることは子どもの時から始めることができます。こちらの記事もご覧くださいませ。
【お金の教育を行う方法】子どもに教えたいお金に関する三つの事とは
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