一年間100万円で本当に生活できるの?!
日本の平均年収は400万円ですから、100万円はその四分の一です。
2018年の総務省「家計調査」によると世帯ごとの消費は1ヵ月平均315,314円です。
支出の内訳
食費 約7.6万円
交通・通信 約5.2万円
教養娯楽 約3.0万円
しかし、条件さえそろえば年間100万円でも生活することはできるのです。
しかも実際に一年間で100万円で暮らしている人の多くは、究極の貧乏生活を送っているわけではありません。
生活を楽しんでおり、リア充の毎日を送っているのです。
では年間100万円で暮らせるための条件とはなんでしょうか?
借金がゼロである
当然ながら借金を返済しながら年間100万円で暮らすことは不可能です。
借金には車のローンや大学の奨学金なども含まれます。
とりあえず借金の返済が優先事項ですから、まず無事に返済が終わるまでがんばりましょう。
加えて誰に対しても扶養義務がないことも条件です。仕送りをしないといけない、経済的な支援をする義務があるといった場合も難しいでしょう。
身軽であるということが絶対条件です。
健康である
現在何等かの疾患や疾病があるなら、医療を受ける必要があります。
医療費やそれに関する費用がかかるため、年間100万円生活は不可能です。医療費を削ってまで行うのは実際的ではありません。特定の食事療法が必要な場合も同様です。
節約のあまり病気が悪化すれば大変なことです。もっと医療費が必要になることもあります。
一年間100万円で暮らすためには、元気で健康であることが欠かせません。
他の人の意見に左右されない
年間100万円で暮らすというのに、すべて人が賛同してくれるわけではありません。
馬鹿にする人は絶対にあらわれます。特に身近な人は心配から、反対をするかもしれません。そういう時でも信念を持って貫けるかどうかが鍵になります。
「もっとちゃんと稼げ!」と必ず言ってきます。
正社員、終身雇用が常識の世代にとっては特にそうです。こうしたライフスタイルは受け入れられないのは当然です。
ですから本気で100万円生活をしようと思うなら、固い決意が大切。
金銭に対するバランスの取れた見方
中にはお金を貯めるために、一年間を100万円で暮らそうと考えている人もいます。
確かに節約次第でお金がどんどんたまるのは嬉しい事です。
お金は目的達成の手段にすぎません。節約の事ばかり考えているとバランスを失います。
自分に対してだけでなく、他の人にも節約してしまい、ケチな人になってしまいます。
結局心が貧しくなることにもなりかねません。節約生活をしながらも、豊かな気持ちでいるためには切り替えが大事です。
使う時は、使う。
いつも一番安いものを買う必要もありません。良いクオリティの物を買えば、長持ちしますから結局お得になることもあります。
「生き金」と「死に金」と言う言葉がありますが、大事なのはお金を何に使うかです。
誰かのために思い切って使うのも素敵なことです。
マメである
100万円で暮らすためには、かなりの勤勉さが求められます。
少しでも安いお店を探すのには時間もエネルギーもかかるでしょう。
家計簿をつけて細かい計算をするのにも、マメでなければいけません。どんぶり勘定では予算をすぐに超えてしまいます。
もちろん時には「あ~もうー面倒くさい!」とさじを投げたくなるかもしれません。そのためにも、自分のペースで節約することが大事です。
また、短期バイトして資金をためる場合は、どんな職種でも行える気力と体力も必要になります。
ギャンブルをしない
ギャンブルの勝率を考えた時に、パチンコやスロット、競馬、競艇で稼ぐのは無理です。宝くじもお金を捨てるようなものです。ギャンブルをする人はお金を浪費するので、年間100万円では足りません。
ちなみに宝くじで一億円以上の高額当選する確率は数百万分の一です。
雷にあたる確率が百万分の一ですから、宝くじに当たるより雷にあたる方が確率高いのです。
一年間100万円生活をすることのメリット
条件が多いと思うかもしれません。年間100万円で暮らすことは、誰もが出来ることではありません。
しかし実際には多くの人がやってみて、「できると思わなかったけど、できた!」と感じています。しかも楽しみながらできるのです。
ある調査では、年収700万円を超えると人の幸福度が下がるという結果が出ています。
自分にとって、必要なお金は想像以上に少ないかもしれません。
老後に2000万円必要かどうかは、本当のところ誰にもわかりません。
年間100万円で生きていける力がつけば、どんな災害や経済不況が来ても大丈夫です。
では実際に一年間100万円で生活するには具体的にどうするのでしょうか。後ほどその点について扱いたいと思います。
こちらも参考に→【年間100万円生活】お金がたまらない人がやっているNG習慣
こちらも参考に→【食費節約法】激安ネットスーパーが安い理由
こちらも参考に→【お金の教育を行う方法】子どもに教えたいお金に関する三つの事とは
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